このようなお悩みに参考になる記事を書きました。
僕は会社員から個人事業主になりました。
準備した内容を参考にご紹介しますね。
この記事では、「会社員を辞めて独立するかた向けの個人事業主なり方」を解説しています。
個人事業主になろうと思えば誰でもなれます。
ただ、準備して個人事業主にならないと事業継続できない場合もあります。
僕の失敗談も含めながら、会社員からはじめられる準備をいくつかご紹介していますので、参考にしてくださいね。
これから、個人事業主になる方や準備からはじめようと思う方のお役に立てればと思います。
確認したいところから読める目次
個人事業主になるには?開業届を税務署に提出すると解決
今日から個人事業主になろっと。
個人で事業していると「個人事業主です」と言えるけど、正式には開業届を所轄の税務署に提出しないといけません。
- 個人事業主の開業・廃業等届出書(開業届)
- 所得税の青色申告承認申請書
- 青色事業専従者給与に関する届出・変更届出書
- 源泉所得税納期の特例の承認に関する申請書
- 給与支払事務所等の開設届出書
一人で事業をする場合、家族と一緒または従業員を雇う場合などありますよね。
提出する書類は国税庁のHPで確認することができます。
個人事業主になる時は、必要になる書類をチェックしましょう。
個人事業主になるのは簡単だけど、事業継続できるかはまた別問題ですよね。
開業届の提出期限
僕は1月4日を開業日にして、12月下旬に提出しました。
独立時の内容
僕は会社員の時と同じ仕事で独立しました。
事業計画書を作成し、日本政策金融公庫に100万円の融資を申し込みしました。
その後、信用金庫で屋号口座開設し、数日後に開業融資のお話を頂きました。
もともと融資は200万円を希望していました。
銀行に相談しても実績がないので断られ、日本政策金融公庫に申し込みしました。
開業して信用金庫から融資してもらえました。
個人事業主とフリーランスの違いとは?
個人事業主とは、個人で事業をおこなっている人を「個人事業主」といいます。
フリーランス
会社や団体に属さずに個人で仕事を請け負う「働き方」を意味しています。
参考:フリーランスとして安心して働ける環境を整備するためのガイドライン
個人事業主
働き方ではなく「税法上の区分」個人で事業を営む人のこと。
税務署に「開業届」を提出し、事業の開始を申請すれば独立したことになります。
家族や雇用した従業員と一緒に仕事をする場合など、法人でなければ個人事業主です。
フリーランスでも「開業届」を提出すると、個人事業主になります。
独立計画:個人事業主になるための具体的なステップ
個人事業主になるには、決意って大事ですよね。
僕の理由は、社会人になった頃からいつか独立したいと思っていました。
業務も一人でできるようにいろいろ経験させてもらい、挑戦したい気持ちが強くなったので独立を決意しました。
会社員の時は固定給があるけど、個人事業主になるとそうはいきません。
働き方は自由だけど、収入も不安定になるので誰も心配してくれません。
全て自分の責任になるのです。
それでも、事業をしてみたいと思う気持ちはとても重要なこと。
チャンスがあればチャレンジしてみることで、成長にもなるし素晴らしいことです。
『いつかなってみたい』と思うより、行動してみることで未来が変わっていきますよ。
会社員からの開業準備
届出書を提出すると「個人事業主」としてスタートできますがその前に、いろいろ準備しないといけないこともありますよね。
僕は会社員から同一業種で独立しました。
個人事業主になるのは書類提出だけだけど、事業継続ができるようにしっかり準備が必要です。
①事業計画書の作成
事業計画書を作成していると整理できるし融資の時に便利です。
頭の中にイメージがある場合は、まず事業計画書を作ってみましょう。
書いてみることで自信が持てるし、説明してみると再度検討が必要な部分も出てくると思います。
いろいろと準備する書類もあるので、電子文書で管理できるドキュワークスがあると便利です。
②支援センター、または身近な人に相談
僕は身近に個人事業主の方、法人で会社経営をしている方がいなかったので、無料相談ができる支援センターに行きました。
- 事業計画書の作り方
- 融資可能かどうか
- 運営できるかどうか
事業計画書のアドバイス、自己資金の準備など色々アドバイスをもらいました。
考えていることを話してみて、相手に伝わると自信が持てます。
③融資が必要かどうかの判断
全て自己資金でまかなえればいいけど、なかなかそうはいきません。
開業する設備資金、事務所を借りる資金、事業開始してからの運転資金など。
安定してくるまでの費用は確保しておく必要があります。
どれくらい費用が必要になるのか、事前に検討しておくのがオススメです。
④個人事業主になる準備は楽しく
個人事業主になる決意をして準備していると「大丈夫かな?」とネガティブになることもありますよね。
でも、ポジティブになることが大事です。
会社に入社した時は仕事だけに集中できましたが、これからは自分で判断して進めていくことが求められます。
それもまた成長のチャンスです。
準備は大変だけど未来を見ながら、楽しく準備すると気分も変わってきますよ。
また、開業準備ではさまざまな情報源を活用することも大切なので、デジハクmagazineも参考にしてくださいね。
「デジハクmagazine」は、個人事業主やフリーランスに役立つ情報や開業に関する内容がたくさん紹介されていますので、一緒に確認してみてくださいね。
きっと、あなたの準備に役立つ情報も見つかるはずです。
開業準備:会社員から個人事業主へスムーズに転身
開業してから、いろいろ動くのも大変だったので、事前にしっかり準備しておきましょう。
僕の反省点などを含めながら、会社員の時からはじめられる準備や必要なものをまとめて紹介していきますね。
記載している内容が全てではないので、他にも必要なことがあればよろしくお願いします。
①開業準備のスケジュール作成
スケジュールを作成すると、準備もスムーズです。
やらないといけないことを明確にし、リスト化しておくと後で楽でした。
僕はスケジュールを作成したけど、準備不十分でした。
開業してから1か月はバタバタだったので、段取りはとても重要です。
②審査が必要なものは済ませておく
事業をはじめると、最初は収入が安定しなくなります。
クレジットカードの申請、ローン契約など、会社員の時に済ませることがオススメです。
僕は個人事業主になる予定だったので、銀行にお金を借入できるか相談してみました。
相談にはのってくれたけど、事業実績がなかったので借入できませんでした。
③会社に退職する決意の相談
会社員であれば退職準備もすすめていかないといけません。
決意ができたら『会社に退職』について話しましょう。
勤めている会社から、仕事をもらう可能性もあるので円満退職がベストです。
自分の意見だけ伝えても、今後お付き合いしてくれないこともあるので、両者納得するのがいいと思います。
退職届で使用する「郵便番号枠がない封筒」は、なかなか売ってないのでネット購入が便利です。
④融資の申し込み
僕は、退職日の数日前に借入申し込みをしたので、日本政策金融公庫の面談が開業してからになりました。
- 事業計画書
- 事業で必要な見積書
- 収支計画書
- 受注明細書
- 会社員時代の営業実績
- 自己資金口座、ローン残高など
有給を使わず退職して数日後に開業。
融資が決まってから、書類作成と業務ですごいバタバタだったので、開業前に済ませておくべきだったと反省しました。
提出する資料も色々あると、説明しやすく伝わりやすくなります。
日本政策金融公庫の面談内容
⑤開業届、青色申告承認申請などの準備
現在の書式は「認印」が廃止になっています。
退職日が決まれば開業届、青色申告承認申請などの準備が進めることができます。
書類を書くだけなので、屋号を決めて開業日を記載。
開業前でも受け付けてくれたので、準備ができたら税務署に提出。
地方自治体にも、事業開始届などを提出しないといけないので確認が必要です。
控えは必ずもらいましょう!
⑥お世話になった方に挨拶まわり
お世話になった方に挨拶をすると、今後もお付き合いしてくれる可能性もあります。
勤めている会社以外でも、仕事を通じて成長させてくれた方々にも挨拶しておきましょう。
⑦お礼状の準備も忘れずに
開業するとお花など、もらう場合もあると思います。
僕は準備不足で、お礼状なんか書いたことなかったので、さてどうしよう?
落ち着いたら挨拶に伺ってもいいけど、僕は準備不足で遅くなると判断したので、先にお礼状を出すことに。
急な対応には、挨拶状の専門サービスもあるので、便利ですよ。
お礼状のパターンがいろいろあり、文章の修正もできるのでオススメです。
開業に必要な具体的なアイテム:準備リストとチェックポイント
僕は事務所で仕事なので、ここでは揃えた物をいろいろ紹介します。
職種によって違うかもしれませんが、リストを作りながら準備していきましょう。
必要になる物もご紹介しているので、参考にしてくださいね。
①個人事業主のメールアドレス準備
メールアドレスの選択肢にフリーメールもありますが、事業をするとなると『信頼性』が必要です。
費用は発生するけど、独自ドメインで作るのがオススメです。
個人事業主メールアドレスの作り方もご紹介していますので、参考にしてくださいね。
②個人事業主の名刺準備
デザインなど作っておくと、あとは印刷するだけ。
開業日に合わせて作っておくと、挨拶に来た方と名刺交換できるので安心できます。
個人事業主の名刺作り方もご紹介していますので、参考にしてくださいね。
③個人事業主の印鑑準備
銀行印、実印なども必要になるので、ない場合は作っておきましょう。
個人事業主であれば、屋号印は必要ないかもですが、請求書、見積書用に「角印」があれば便利です。
個人事業主の印鑑準備もご紹介していますので、参考にしてくださいね。
④個人事業主の封筒準備
屋号入りの封筒も準備しておくと業務で困りません。
見積書、請求書などはメールでのやり取りもあると思うけど、郵送することもあるので活躍してくれます。
個人事業主の封筒準備もご紹介していますので、参考にしてくださいね。
⑤見積書や請求書の書式の準備
見積書、請求書などの書式は、事前に作成していると必要になった時は困りません。
必要になってから作成すると、時間もかかってしまいますよね。
無料で使える クラウド請求書・見積書・納品書管理サービス Misoca(みそか)
⑥個人事業主のオフィス用品準備
個人事業主としての新しいスタートに際して、オフィス用品の準備も大切です。
効率的かつ快適に作業を行うための環境も長期的な成功への鍵となります。
オフィスを機能的かつ快適な空間にすることで、仕事の効率性だけでなく、日々の業務への意欲も高まります。
Amazonを利用される方だと、個人事業主になると開業届などが必要ですが「Amazonビジネス」も利用できますので参考にしてくださいね。
オフィス用品準備もご紹介していますので、参考にしてくださいね。
⑦事務所の家具、家電の準備
個人事業主としての開業準備において、オフィス環境の整備も大切です。
オフィス用品以外の家具や家電の準備も必要になってきますよね。
最初は、サブスクやレンタルの方がメリットに感じることがあります。
初期投資を抑えたい場合や、将来的な事業拡大を見据えて柔軟に対応したい場合は、購入するよりもレンタルする方が効率よく利用できる場面もあります。
家具・家電のサブスク・レンタルMODHIでサブスクやレンタルの内容をご紹介していますので、参考にしてくださいね。
⑧最初はバーチャルオフィスも便利
現代のビジネス環境では、特に個人事業主やスタートアップ企業にとって、オフィスの形態は多様化しています。
物理的なオフィススペースに多大な投資をする代わりに、バーチャルオフィスを活用することで、コストを抑えつつビジネスのプレゼンスを確立し、プロフェッショナルなイメージを保つことが可能です。
バーチャルオフィスとは?
バーチャルオフィスは、物理的なスペースを持たずに、ビジネスアドレス、電話サービス、郵便物の管理、時々の会議室利用など、オフィスに関連するサービスを提供する仕組みです。
これにより、家から働くフリーランサーやリモートワークを推進する企業も、顧客やクライアントに対してプロフェッショナルな印象を与えることができます。
参考リンク
個人事業主スタートアップ:開業後の初期手続き完全ガイド
会社員の時は勤務先が手続きしてくれたけど、個人事業主になれば自分で手続きをしないといけません。
国民健康保険などに切り替え、売り上げや経費の管理、資金調達、確定申告の準備など。
①銀行口座の開設
プライベートと事業用の口座を分けておくと、管理しやすいと思います。
「開業届の控え」があると、屋号付き口座を作れます。
どこの銀行にするか検討しながら、確認してみましょう。
僕は最初、信用金庫で口座開設しました。
開業してすぐに融資の相談に乗ってくれ、融資してもらえました。
地元にある安心感、今後お付き合いがあると思ったので信用金庫で口座開設しました。
②国民健康保険、国民年金の手続き
国民健康保険と国民年金の手続きは、市区町村役場の窓口でおこなえます。
退職後、14日以内に国民健康保険と国民年金への加入が必要になります。
僕は退職してから14日後を過ぎて申請したけど、理由がある場合は役所も待ってくれました。
また、会社の健康保険を任意継続することも可能です。
任意継続は退職後20日以内に手続きが必要、期間は2年間なので国民健康保険と任意継続どちらに加入するか一度確認するのがオススメです。
厚生年金から国民年金へ切り替えると、将来もらえる年金が減ることになります。
国民年金基金やiDeCoなどの利用も一緒に検討してみましょう。
③会計ソフトの準備
僕は、やよいの青色申告オンラインを使っています。
税務対応はもちろん、売り上げや経費の管理にとても役立ちます。
インストールしなくても、ネット上で利用できるのでクラウド会計ソフトが便利です。
1年間無料お試しもできるので、開業した時に導入してみることをオススメです。
最初は入力方法に多少戸惑ってしまうこともあると思いますが、家計簿感覚で入力できるので初心者の方にも扱いやすいソフトです。
確定申告
④資金調達の準備
やっぱり資金がないと、事業を継続していくのは難しいですよね。
仕事はしているけど入金が先だったり、その前に支払わないといけないお金が必要だったり。
資金調達となると、銀行や日本政策金融公庫などで「融資」が考えられるけど、「売掛金の売買」ができるファクタリングなどもあります。
個人事業主として市場への参入:クラウドソーシングでスキルを活かす
開業すると都合よく仕事が入ってこない場合もあります。
会社員の時は、出勤すると月の給料は貰うことはできたけど、個人事業主になれば実力勝負です。
スキルがある場合は、クラウドソーシングでも活躍できるので利用してみましょう。
登録も無料ですよ。
法人企業も利用しているので、つながりができるかもしれません。
会社員から独立しよう!個人事業主の準備まとめ
会社員からはじめられる、開業準備についての紹介になりました。
準備をしっかりして、進めていくのがオススメです。
開業届を提出すれば個人事業主になれます。
事業を開始すると必要になってくるので、会計ソフトの導入や銀行とお付き合いしながら事業を進めていけば安心できると思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
会社員から個人事業主になるには、どんな準備が必要なんだろう?